結婚後初めてパートに出たのが今から20年ほど前です。
OA化されていないアナログな職場に、パソコンを扱える人としての採用だったので他のパートさん達よりも優遇されての採用でした(私は時給1000円。ほかのパートさんは900円だった)。
予想通りそのことを不満に思うパートさんがおり、時々絡んできて面倒くさかったです。ただ、こういう人は根が幼稚なので、職場の先輩として(ちょっと食い気味に)敬意を持って接することで事なきを得ていました。
当時、面白いことをいろいろ言われたので、列挙してみました。
ガツガツしていて勢いだけはあるけれど、能力があるわけではないタイプ。こういう人、本当に苦手です。
なぜ20年も前の話を書いたかというと、先日、そのパートさんに超久しぶりにバッタリ会ったから。相変わらず人のしていることが気になって仕方ないらしく、私の近況を聞き出そうとしてきました。
周りとの比較の中で、自分の相対的な位置を確認していないと安心できない性格は変わらないです。
せっかくなので、もうすでに仕事を引退されてご近所モード全開の彼女が羨ましがりそうなことだけ言ってみました。
「○○○(←都内のビジネス街)で働いているの。パートだけどね」
それだけ言ってさよならしました。すっきりしました。自分の性格の悪さがますます好きになりました。
立派な会社にお勤めのご主人なんだから、退職金も年金も充分でしょう。私なんて安い時給で使われて、転職を目論んでいる位なのですから、安定からは程遠いです。
人には、他人には話さない、目に見えない、いろいろがあるものです。だから表面的なことで比較し、それで安心したり嫉妬心を燃やしたりっていうのはあんまり意味のないことだと思います。