いつかは来ると覚悟していましたが、いよいよマスクを外すときが近づいてきました。
マスクの着用を求められていた時は何かと鬱陶しく感じることもあったけれど、マスクに助けられている部分のほうがたくさんありました。
何と言っても、不美人の私は顔面の多くを隠すことで、堂々と街を歩けていました。さらに面倒くさがりなのでメイクをせずに外出できることも大きなメリットだった。
これからはメイクをしないといけないのかと思うと本当に憂鬱。時間がかかる。お金もかかる。
マスク着用は、他人の良くない面を見ることがなくて済んだのもメリットだったと思う。余計な情報が遮断されて世の中スムーズだったのではないか。
顔面を外にさらすことがこんなにストレスに感じられることや、マスクで顔の大半を隠していても成り立っていた世の中のことを思うと、人間の「顔」っていったい何なのだろうとさえ思えてきます。
